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PROFILE

BEHEMOTH

91年、当時まだ10代だったネルガルを中心にポーランドにて結成されたブラック・メタル・バンド、BEHEMOTH。翌年92年には1stデモ「ENDLESS DANMNATION」を発表したのち、93年に1stE.P.「AND THE FORESTS DREAM ETERNALLY」をリリース。「THE RETURN OF THE NORTHERN MOON」(93年)や「FROM THE PAGAN VASTLANDS」(94年)といったデモを制作し、96年にはついに1stフルレンス・アルバム「SVENTEVITH (STORMING NEAR THE BALTIC)」を世に送り出す。同年早くも2ndアルバム「GROM」を発表。これら作品をリリースしていくうちに、ブラック・メタル・シーン界隈でのBEHEMOTHの知名度は上がっていった。

 そして97年に入ると、バンドはターニング・ポイントを迎える。凄腕ドラマーであるインフェルノが加入したのである。彼をドラマーに据えて制作された3rdアルバム「PANDEMONIC INCANTATIONS」をリリースした時期から、大物ブラック・メタル・バンドが放つ良い意味でのポピュラリティを備え始める。続く4作目にして傑作「SATANICA」(99年)では、作詞&作曲面での成長を見せてくれた。ブラック・メタル的アプローチだけではなく、デス・メタルからのアングルでも自らのサウンドを見つめ直し、ネルガルに至ってはブラック・メタル特有のスクリームから、より聞き取り易いデス・メタルのグロウルに変えるなど、その歌唱法をも移行する。アルバムだけではなく、DEICIDE、SATYRICONと共にヨーロピアン・ツアーも積極的に行っていく。

 2000年を迎えると、ヘイヴォック(g)を新たなギタリストとして加入させた5thアルバム「THELEMA.6」を発表し、その2年後の2002年に6thアルバム「ZOS KIA CVLTVS」を放つ。翌2003年3月にはニュー・ジャージーで開催された『Metal Meltdown Festival』に出演し、アメリカでのライヴ・デビューを果たす。このときの共演者はDEICIDE、AMON AMARTH、HALFORD、TESTAMENT、SUPERJOINT RITUAL、OPETH、LACUNA COIL、そしてSIX FEET UNDERといったメンツであった。これら各シーンの猛者が、BEHEMOTHを感化させ、バンドのネクスト・レヴェルへの飛翔を手助けしたとも言える。

 04年に発表された7thアルバム「DEMIGOD」は、これまで以上に攻撃的なサウンドでありながらも、随所でメロディアスなサウンドも顔を覗かせ、更ならポピュラリティを身に纏ったアルバムとなった。KING DIAMOND、SUFFOCATION、DANZIG、MORBID ANGEL、CHIMAIRA、BLACK DAHLIA MURDERらと大規模なワールド・ツアーを行い、2006年にはアンダーグラウンド・シーンでの大物を揃えたアメリカのメタル・ツアー『Sounds Of The Underground』に、IN FLAMES、AS I LAY DYING、TRIVIUMらと共に参戦。

 07年、これまで以上の完成度を誇る8thアルバム「THE APOSTASY」を持って、日本デビューを飾る。OZZY OSBOURNEはもちろん、LAMB OF GOD、LORDIも出演する『Ozzfest 2007』のセカンド・ステージ・アクトをHATEBREEDと一緒に務め、場所ごとのスペシャル・ゲストとして2年連続で『Sounds Of The Underground』への参戦も果たし、2007年がBEHEMOTHにとってとてつもなく大きな1年となった。08年10月、ファン待望の初来日公演を敢行し、「AT THE ARENA OV AION – LIVE APOSTASY」という初のライヴ・アルバムも発表。

 09年、SLAYERやMARILYN MANSON、BULLET FOR MY VALENTINEらも出演した『MAYHEM FESTIVAL』に参加し、全世界待望の9thアルバム「EVANGELION」が最大の衝撃をもってシーンに投下された。

 ところが2010年、ネルガルが白血病に倒れるというアクシデントに見舞われ、世界中のメタル・ファンにショックを与えた。同年、奇跡的に骨髄移植のドナーが見つかり、手術は成功。そして完全復活。健康的危機以外にも、祖国での2007年のライヴ中にネルガルが行った聖書を破るパフォーマンスが、「宗教心を傷つける行為」として2012年になり複数の告訴がなされ、裁判沙汰に。ネルガル側は「芸術表現」と主張した。

 また、ポーランドの国民的ミュージシャンとして活躍するネルガルは、世界各国で放映されている人気オーディション番組『The Voice』のポーランド版の1stシーズンに審査員として出演。しかし、祖国のキリスト教団体からの抗議により、TV局は2ndシーズンでのネルガルの起用を取りやめた。

 そして2013年10月、初参戦となる『LOUD PARK 13』で3度目の来日を果たし、2014年2月にネルガル復帰後初のスタジオ・アルバム「THE SATANIST」をリリースし、2015年10月単独のジャパン・ツアーを敢行する。
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